あれ?私、経産婦なのに母乳がまだ出ない?おっぱいが全然張らない?って、予想外のことに焦っているママいませんか。
1人目を母乳で育てたから、2人目も母乳で育てるのが当然と思っていても、いざ出産してみると、思うようにいかないこともありますよね。
一般的には、経産婦のほうが、母乳の出はよくなる傾向があるといわれています。
でも、これはあくまでも、一般的なこと。経産婦が100人いれば、母乳の出方も100通りあります。
経産婦だけど、母乳が出ない、おっぱいが張らないのにも、理由があります。
悩んでいるのは、あなただけではありませんのでご安心を。
筆者も、1人目はほぼ完全母乳で育て、2歳近くに卒乳。その後、2人目が生まれたときは、母乳がスムーズに出るはずだと信じていました。が、見事に裏切られました。
今回は、2人目以降の母乳育児が思うように進まないママの疑問に、ズバリお答えしていきます。
Contents
経産婦なのに産後に母乳が出ないー母乳はいつから出る?
経産婦でも、産後すぐに母乳が出ないのは、よくあること。といっても、いつ頃から出るのか不安になりますよね。
そんなママに、いつ頃から出るのか目安を、筆者の体験談も踏まえてお伝えします。
経産婦さんのおっぱいのたちあがりは、1人目と比例する
2人目なのに、なかなか母乳が出始めなかった筆者は、産後3日を過ぎた頃に「いつから出るもんなんでしょうか」と助産師さんに泣きつきました。
助産師さんいわく、「1人目の母乳が出はじめた時期と、2人目もだいたい同じ時期に母乳が出てくることが多いから焦らなくても大丈夫ですよ」とのこと。
筆者の母乳がようやくチョロっとではじめたのは、退院当日でした。
退院後に、自宅に戻り、長女のやきもちに気を使いながらも、欲しがるたびに吸わせ続けました。胸もなかなか張らないけど、あきらめませんでした。
そして、退院翌日の晩、ついに赤ちゃんの口から白い液体が・・うわぁ、出たぁーって感激したのを覚えています。
経産婦は乳腺の開通が早い
経産婦のママは、1人目を母乳で育てたときにすでに身体が学習しているので、初産婦に比べて、おっぱいが、母乳の製造準備を効率よく進めることができます。
筆者は、母乳が出始めるまでには、1人目と同じくらい時間を要しました。でも、退院翌日以降は、急に出はじめた母乳に、むせるわが子がかわいそうに思えるほど一気に母乳が生産されるようになったんです。
この日でミルクを足すのもおしまい。夜中に哺乳瓶を洗うめんどくささから解放されてうれしかったのを覚えています
経産婦さんは、いったん母乳が出始めると、乳腺の開通が早いので、1人目よりはスムーズに母乳育児が軌道に乗り始めますよ。
まだ、母乳が出ないというママは、赤ちゃんは、しっかり乳輪部までくわえることができているか、授乳の姿勢に無理がないか、確認してみましょう。
おっぱいをあげることに関してママはベテランだけど、おっぱいを吸う赤ちゃんはまだ新人さんということをお忘れなく!
赤ちゃんも頑張っているので、母乳が出始めるまで、根気よく吸わせることが大切です。
経産婦のおっぱいが張らないワケ
1人目のときのようにおっぱいが張らないから、母乳があまり出ていないのではと不安に感じているママもいますよね。
経産婦さんのおっぱいが、1人目と違って張らないのはなぜでしょう。
初産婦と経産婦の違い
覚えている方も多いと思いますが、1人目のときは、母乳がそろそろ出てくるのではという頃、おっぱいがパンパンに張ってきましたよね。
まるで岩でも入っているかと思うほど、おっぱいがガチガチに硬くなって膨れ上がって、熱を伴いはじめます。助産師さんにおっぱいをマッサージしてもらうと、激痛が走ることも。
初めての出産後は、おっぱいがこのような状態になる傾向が強いです。ややこしいのは、このおっぱいは張っているわりに、あまり母乳が出ないということ。
これは、母乳を作るための血液がおっぱいに一気に集まりすぎている状態。この張っているおっぱいの中身は、まだ母乳になる前の血液のだから、赤ちゃんに吸ってもらっても、母乳が出ない状態です。
この時期を乗り越えると、ようやく集まった血液が、乳腺内で母乳へと生成されるようになります。でも困ったことに、初めての出産では、ママの身体もまだ、どれだけ母乳を作ればいいのかわからないんです。
どれだけ作ったらいいかわからないから、作りすぎて、乳汁過多状態になることも。これが、初産婦さんにありがちな代表的なおっぱいトラブルー乳腺炎を引き起こします。
初産婦さんの場合、赤ちゃんの需要に対して、母乳の供給量が、ちょうどよく分泌されるようになるまでには数ヶ月かかりますが、経産婦さんは違います。
2人目、3人目以降の母乳育児では、前回のようにおっぱいが張らないと「足りていないんじゃ?」と不安になっているママもいるかもしれません。
経産婦さんのおっぱいは、無駄に張らないけど、赤ちゃんが吸うと必要量だけが、そのときに生産されて分泌されるという、とても効率のよいおっぱいに、早いうちに変化することが多いんです。
だから、おっぱいが張らなくても、それは、すでに母乳が効率よく分泌されるようになったということなので、大丈夫ですよ。
おっぱいが張らなくって、母乳が足りているかわからないと不安になったときは、赤ちゃんのサインをしっかり確認しましょう。
1人目のときには、乳腺炎などのトラブルを繰り返して苦労したママも、2人目以降は、トラブルなく、順調に母乳育児が進むことも多いので、希望を持ちましょう。
疲れがたまっているということも
経産婦さんのおっぱいがあまり張らないのには、もうひとつ理由があります。
1人目と違って、産後だからといって安静にできないですよね。どうしても、上の子を優先して動かざるを得なくって、昼寝もまともにできていなかったりすることも多いかもしれません。
里帰りをして、家事は親に任せていればよかった1人目とは、かなり状況が違うはず。2人目以降は、退院した直後からママは大忙しですよね。
1人目を出産したときより、高齢になって体力も落ちているのに、上の子のお世話で、ゆっくりと睡眠や食事をとっている暇もなく、おっぱいも張ってくる暇がないのでしょう。
産後すぐなのに、やっぱり無理せざるを得ないですよね。
経産婦さん、本当にお疲れ様です。
二人目以降で、母乳の出が悪いと感じているママ、そんなときは、しっかりと休むことが鉄則ですが、まずは簡単にできる対処法を紹介しますね。
経産婦の母乳の出が悪くなるのは、無理のしすぎかも
ある時期に突然、母乳がの出が悪くなることは、初産婦、経産婦に関わらずあること。
ただ、経産婦さんは特に、上の子のお世話で身体に負担のかかるな生活が続いていて、突然母乳が出なくなることがあるので注意が必要です。
筆者は、3人目のとき、いったん母乳が出始めて順調にいっているかと思いきや、4ヶ月頃になって、急に母乳の出が悪くなりました。
やけに授乳回数が頻回になったと思っていたら、4~5ヶ月の間、ほとんど体重が増えていなかったんです。
毎日があまりにも目まぐるしく過ぎていって、母乳が出てないことにも気づいていなかったほど。
ちょうど上の子が、保育園を転園して精神的に不安定で、とにかく手がかかった時期。自分の休息が疎かになっていたことや、下の子がおっぱいを欲しがるときにすぐにあげられなかったことも原因でした。
この頃のおっぱいは、張らないというよりは、もうヘロヘロでとても頼りない状態。この状態から筆者の母乳の分泌を復活させた方法は主に2つです。
とにかく30分でも横になる
経産婦さんの場合、上の子に合わせて、食事はある程度栄養バランスのあるものをとっていることも多いでしょう。
経産婦さんに不足しがちなのは、とにかく睡眠時間ですよね。睡眠と母乳の分泌は多いに関係があります。
睡眠不足だと、母乳が出にくくなる原因になりますので、休めるときは、横になってください。
上の子のお昼寝に合わせて寝られるのがベストですが、3歳を超えるとお昼寝をしないこともありますよね。
筆者は、赤ちゃんが寝たときに、「ママも休憩するねー」と、上の子にお気に入りのDVDを見せておいて、寝てしまうこともありました。
たった30分の仮眠をとるだけでも、母乳の出をよくするプロラクチンというホルモンが分泌されるようになります。
そして、仮眠をとる前には、身体をあたためておくのがベスト。とはいっても、お風呂にゆっくり浸かっている時間はないでしょうから、横になる前に、温かいスープやハーブティーなどを飲む習慣をつけるといいですよ。
こまめに水分補給をする
経産婦のママさんは、上の子のお世話で水分を十分にとれていないことも多くあります。
母乳育児をしているママにとって、水分補給はとても大切なこと。なぜかというと、母乳のもととなる血液の90%は、水分でできているからです。
母乳育児をしていなくても、1日2リットルの水分を摂るのが良いと言われています。母乳をあげことを考えると、2リットルだけではとても足りないですよね。
水分が十分とれていると、血液の流れをスムーズになります。血液からできている母乳も、水分補給をしっかりすることによって、分泌量が回復します。
一度にたくさん飲むのは大変なので、こまめな水分補給をすることが大切です。常温、または白湯で飲んで、身体を冷やさないようにしましょう。
水だけでは、水分補給がしにくいというママは、ノンカフェインのお茶などで水分補給をしてみてはいかがでしょうか。
授乳中でも飲めるノンカフェインのお茶として、おススメなのは、タンポポ茶やハーブティー、ルイボスティーなど。ミネラルやビタミンが豊富に含まれている上に、リラックス効果も期待できるので、疲れているママにはもってこいですね。
まとめ
2人目以降の母乳育児は、軌道に乗りやすいとはいえ、母乳の出かたは、やはり人それぞれ。
産後に母乳がなかなか出なかったり、おっぱいが張らなくて不安になっている経産婦さんも、授乳経験がすでにあることに自信をもって、母乳育児を続けてください。
もし母乳が出なくなっている理由に、育児疲れがあるのなら、ちょっと横になる時間を増やしたり、水分補給をこまめにすることを生活にとりいれましょう。
1人目の母乳育児をしていた頃より、ちょっと歳をとってしまった分、疲れやすくなったというのは仕方のないこと。2人目以降は、体力で勝負できない分、知恵を使って、母乳育児を楽しく続けていけたらいいですね。
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